読書:夫婦でFIRE（著者グミ＆パン）

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本書は一言で言うと『ファミリー世帯がサイドFIREするまでの過程がわかる本』です。

サイドFIREを目指しているにあたり気になっていた事がいくつかありました。

それは

本書はそんな疑問に答えてくれる本です。

夫婦でFIRE [ グミ＆パン ]

　

世の中にFIREやサイドFIREを目指している人は沢山います。

でもその多くは『目指している人』であって、『実現できた人』でありません。

本書の著者のグミ＆パンさんは実際に夫婦と子供二人がいてサイドFIREを実現された方です。

サイドFIREを実現してくにあたって現実的な話が多く参考になりました。

参考になった点

私が特に参考になったのは以下の点です。

１．段階的にサイドFIREした

著者のグミ＆パンさんは段階的を追ってサイドFIREを実行していきました。

つまりいきなり会社を辞めるのではなく、勤務時間を減らせるように転職し、徐々に仕事時間を減らしていったとのこと。

また、新しい会社を探す際は業務委託やパートタイムに切り替えやすい職種を条件としていたとことです。

考えてみると『副業収入と資産収入の目途がついたら、直ぐに会社を辞めてサイドFIREするプラン』は安定収入がいきなり途絶えるリスクが大きいですね。

また環境の変化は例え良い方向であってもストレスになりえることを考えると、段階的にサイドFIRE進めるのはいいアイデアだと感じました。

２．サイドFIRE後の生活をシュミレーションしてみた

著者のグミ＆パンさんは実際にサイドFIRE後に住みたい地域に数日住んでみて、『この生活はやっぱり無理』とか『これが足りない』などの課題を出していたとのことです。

実際に経験してみないと分からない課題は多いと思います。

サイドFIREの生活をイメージできてモチベーションアップにも繋がりそうです。

私自身はエクセル上でお金に関するシュミレーションはやっていましたが、実際に体験してみる視点はありませんでした。

さすがに数日住んでみるのは難しいかもしれませんが、サイドFIRE後に住みたい地域をリストアップして実際に行ってみることはやってみようと思いました。

３．夫婦での価値観を共有した

グミさんとパンさんは当初は価値観が合わず喧嘩が多かったとのことです。

そんな2人が同じ方向を向いてFIREを目指すにあたり、お互いの資質を分析して理解し合ったことが紹介されていました。

ツールとしてはストレングスファインダー（クリフトンストレングス）を活用したとのことです。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう　最新版 ストレングス・ファインダー2.0 [ ジム・クリフトン ]

　　　

分析の結果、グミさんの『分析思考』『未来思考』とパンさんの『共感性、ポジィティブ』、『適応性』の資質がぶつかり合っていたのが原因だったそう。

この分析結果を受けて、お互いの資質を理解して話をするようになったことで夫婦の価値観が共有でき、夫婦でFIREに取り組めるようになったとことです。

夫婦どちらかがFIREを目指しており、もう一方はあまり乗り気でない状況の場合、喧嘩の火種になりえます（実体験）。

相手が理解してくれないからと言って、相手を変えようとするのではなく、まずは紹介されていたツール等を活用しお互いを理解しすることから始めると良さそうです。

ちなみに我が家ではMBTIと呼ばれる性格診断をやってみました。

無料でできるサイトがありましたので、紹介します。

無料性格診断テスト　16personalities

ちなみのちなみに私は会社で研修で専門家の指導の下、3日間ほどかけて上記の性格診断テスト（MBTI）をやった経験があり、web診断結果とその結果は一致していました。

ただし研修時に聞いた話では、『時間をかけてじっくり分析していくと、第一回目の判定と変わる可能性が高い』とのことでしたので、web診断への過信は禁物ですが参考にはなると思います。

まとめ

『夫婦でFIRE（著者グミ＆パン）』は一言で言うと『ファミリー世帯がサイドFIREするまでの過程がわかる本』です。

ファミリー世帯でサイドFIREを達成したい方やFIREの計画や考え方を知りたい方には特におすすめできる本です。

参考になった点

夫婦でFIRE [ グミ＆パン ]

以上、参考になれば幸いです。